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サンフラから北へ450キロ

カリフォルニア州アルケータやその周辺の情報とか。

ハンボルト郡と映画 その2

映画・ドラマ

約1年前にハンボルト郡で撮影された映画について書きましたが、今回はそのアップデートです。2作品紹介します。

まず1作目は、ハリーポッターでお馴染みのダニエル・ラドクリフ主演の『Swiss Army Man』です。かなり変わった映画らしく今年のサンダンス映画祭では最も賛否両論を生んだ作品との事。IMDbでの情報では、撮影ロケーションはロサンゼルスのみの記載ですが、ハンボルト郡でも撮影されています。撮影期間中、ラドクリフさんはユリイカデニーズに来店したそうです。今月末にアメリカ公開なので日本で観れるのは大分先だと思います。

 

www.youtube.com

lostcoastoutpost.com

もう1作は、キルスティン・ダンスト主演の『Woodshock』です。キルスティン・ダンストと言えば、個人的には映画「ジュマンジ」での印象が強いですが、今だとスパイダーマンでのガールフレンド役で有名なのかも。こちらの作品は、ユリイカでの目撃情報のみで予告編もまだ無い様です。

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アルケータの治安について

アルケータ

5月17日夕方、アルケータ市内のGストリートと14番通りの角にあるシェル石油のガソリンスタンド付近で警官による発砲があり、不審人物1名が撃たれたとの事。このガソリンスタンドはアルケータのメインストリートに位置し、HSUとダウンタウンの中間にあるので誰もが通る所です。この記事によるとアルケータ警察の警官による発砲で怪我人が出たのは1980年の4月以来らしいのですが、何か少し怖いですね。

私がHSUの学生であった2002年~2006年と較べてアルケータの治安はどうなっているのかと思い少し調べてみました。City-data.comというサイトによると、殺人・レイプ・強盗などの暴力犯罪率は相当増加しています。それまでアメリカ全国平均の6割位であったものが、2013年以降ではアメリカ全国平均を超しています(データは2014年まで)。一方、窃盗・放火などの財産に損害を与える犯罪ではそれほど変化は無い様です。

このサイトのデータによれば、2014年におけるアルケータの暴力犯罪率は全国平均の1.1倍、財産に損害を与える犯罪では1.3倍になります。あくまで統計上からの結論ですが、決してアルケータの治安は良い訳ではないとは言えると思います。私はずっとアルケータは治安の良い平和な街だと思っていたので意外でした。このサイトには他にも色々データが載っている興味のある方は御参考に。

私がHSUの学生時代に巻き込まれた唯一の犯罪と言えば、自転車の盗難です。場所はHSU図書館入口前の自転車置き場です。かなり太いワイヤーチェーンをしていたのにも関わらず、工具か何かで切断されて自転車だけ盗まれました。盗まれたのが300ドル位したTrekのマウンテンバイクでしたので、当時はとてもショックでした。

上記で「アルケータの治安は良い訳ではない」などと書きましたが、私は決して治安が悪いとは思っていません。2年前に数日間アルケータに戻ったときも治安が悪くなったとは感じませんでした。データ上やや高めの数値が出ていますが、常識的な生活を送っていれば巻き込まれないレベルの犯罪率だと思います。なので治安を理由にアルケータを選ばない(例えば留学先にとか)人がもしいたら、それは少し違うかなと思います。

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酩酊者のパラダイス

翻訳

今回のエントリーでは、VICEというサイトで見つけた記事の翻訳を載せます。端折ったところや雑な訳もありますが、御容赦いただければと思います。今回は前半部のみです。

www.vice.com
ハンボルト郡の酩酊者のパラダイスは大麻合法化を恐れる

ヒッピーと白人肉体労働者で構成される、カリフォルニア州のハンボルト郡は、アメリカで最もユニークな農業コミュニティの1つであり、そのコミュニティでは約3万人(ハンボルト郡人口の5分の1以上)が大麻栽培に従事している。アーバン・ディクショナリーでのハンボルトの定義は、「世界でも最高の品質を持つ…、北カリフォルニアの大麻天国」である。ノース・キャロライナにおけるタバコの様なものであり、そこの住民達は彼らの最も有名な生産物を合法市場から遠ざけたいのである。

2010年におけるカリフォルニア州大麻規制法案の投票の準備段階に、この奥まった未開の原生林地帯においてトラックや丸太小屋や家屋敷に張られたステッカーがあった。そのステッカーは「ハンボルト郡を救え‐大麻の非合法継続を」と訴える。その姿勢は単純で合理的な経済的理由に基づく。もし大麻がカリフォルニア州で合法化されるなら(それは遅くとも2016年までに起きると考えられる)、ハンボルト産大麻の価格は下がり、地元産業を解体すると専門家は予測する。

その植物は地元経済と密接に結びついたので、ハンボルトで生み出されるお金の4分の1は大麻栽培から来ていると経済学者は見積もる。そして、生産者の多くは税金を支払っていない(または銀行さえ利用していない、彼らはプラスチック製の筒やガラスのボトルにお金を入れて地中に埋める)ので、地元のサービスは大麻マネーで維持されている。例えば、大麻マネーによって消防車を購入したり、地元ラジオ局や2つのコミュニティセンター、小さな学校を設置したりした。

地元民の言うところの「レッドウッド・カーテン」の背後にある世界は、米国で独特である。地元の店やレストランは、大麻がこの地域にもたらした現金に依存していることを認める。ネイルサロンはこの地域に現れた若い女性のグループの需要に応える為に設置された。彼女たちは「大麻プリンセス」(または「大麻娼婦」)として知られ、リッチな大麻栽培経営者とデートをする。ある大麻生産者は「大麻の合法化は、北カリフォルニアの長く続いたにわか景気の歴史において唯一の最もひどい経済失策だろう」と言う。

もちろん非合法活動に基づく経済に問題もある。1980年代よりは治まったが警察の手入れにより収穫物は一掃され、栽培生産者を餌食にする銃での強盗が多数ある。ある最近の強盗では、60代の夫婦が複数の銃と数千ドルの現金と共に7ポンドの精製された大麻を奪われた。2004年から2012年の間にハンボルトで起きた38件の殺人の内、23件はドラッグ関連である。

続く

重力波

Humboldt State University

数日前に日本でも報道された重力波の観測に、HSUの卒業生が技術者として関わっているという記事。彼の専攻は物理学と応用数学だったそうで、応用数学専攻だった私としては親近感がわきます。

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バンクオブアメリカ

アルケータ

ハンボルト郡からバンクオブアメリカ(Bank of America)の支店が撤退するという記事。バンクオブアメリカの支店はアルケータプラザの一角にも有り、時の移り変りを感じます。

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More Than Just Parks

自然

エントリーの内容が自然ばかりで申し訳ないのですが、Redwood National and state parksの美しい動画を見つけたのでアップします。前回のエントリーで書いたバナナスラッグも出てきます。

vimeo.com

ハンボルト郡の野性生物

オリックのレッドウッド・クリーク・トレイル付近でキャンプをしていた人達がクーガ(mountain lion)に付け回されたという少し変わった記事を読んで思い出しましたが、ハンボルト郡には東京では見られない野性生物を見ることが出来ます。

例えば海洋生物ですと、トリニダッド(Trinidad)というアルケータから24キロ北上した沿岸の町では、崖から沖で鯨が泳いでいるのを確認出来るときがあります。

アルケータ市内ではかなり大きい鹿に遭遇することがあり、レッドウッド・コミュニティ・フォレスト周辺ですと野性動物から庭の植物を荒されるのを防止する為、微弱電流の流れる電線を花壇に張っている家を見かけます。他に、道端などには野苺がよく生えていますが、よく目を凝らすとその茂みにアライグマ(raccoon)を見つけるときがあります。キュートな見た目と反対に獰猛な動物です。

鳥類ではハチドリ(hummingbird)を見かけます。昨年6月にアルケータに戻ったときもハチドリが大学内の花の周りを飛んでいました。ビーチでペリカンの群れが飛んでいるのを見たこともあります。アルケータ市内にはアルケータ・マーシュ(Arcata marsh)という沼地があり、そこで様々な鳥を観察することが出来ます。

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雨の多い時期(10月~4月)に入ると路上などで頻繁に見かけるのがバナナスラッグ(banana slug)です。Slugとはナメクジのことで、まさに見た目はバナナの皮の様です。かなりグロテスクですがアルケータのマスコット的な存在でもあります。

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