サンフラから北へ450キロ

カリフォルニア州ハンボルト郡の情報

Arcata Weekend Getaway

いい感じの動画を見つけたので紹介します。アルケータでの週末というコンセプトのイメージ動画のようです。この動画を見て、アルケータの夕方から日没にかけての景色の美しさを思い出しました。森の場面はアルケータ・コミュニティ・フォレスト(Arcata Community Forest)で撮影されたと思います。ここはHSUのすぐ裏にあり簡単に行くことが出来ます。1:55あたりで女の子たちが建物の前で踊っていますが、その建物はBair-Stokes Houseと呼ばれる1888年に建てられたヴィクトリア朝様式の建物です。これもアルケータ市内にあり、HSUから歩いて行けるところにあります。 


Arcata Weekend Getaway

ハンボルト州立大学やその語学学校に進もうと考えている人へ

今回のエントリーでは、HSUやその付属語学学校であるIELIに進学しようかと考えている人に、気に留めておいた方が良いと思うことを書きます。

まず本題の前に、私がHSUの語学学校に行くことを決めたのは日本で通っていた学校の恩師がHSUの語学学校を紹介してくれたからです。私の家族や親戚に海外在住や海外生活経験者などは居なかったので英語圏のどこに進学すべきかさっぱり分からず、信用出来る人が紹介してくれるのだからそこで良いやと他を調べずに決めてしまいました。

しかしそんな決め方にもかかわらず、結果的に私にとってHSU進学はベストな選択でした。自然豊かなで静かなところだし、大学は比較的少人数制の講義だし(当時)、生活費も都会に比べたら圧倒的に安いし、太平洋がすぐ近くだし(向こう側に日本があると思うと少し気が楽)、フレンドリーな人は多いし。何より気候が肌に合っていました。

そういう訳で私にとってハンボルトはベストプレイスなのですが、不満とまではいかないにしろ、もしこうでなかったならもっと別の生活をがあったのかなと思うことがあります。それは…白人社会…です。以前にも書いたと思いますが、ハンボルト郡の人口の圧倒的多数が白人です。

アメリカの中でも太平洋側はアジア人に対する理解が高いと言われていますし、特にハンボルトは人種差別の意識が低い土地だと思います。ただ、いくら人種差別をほとんど意識しなくてよい土地だと言っても、白人だらけの社会で生活するのは精神的に疲れます。もちろん、これは個人の性格や英語のコミュニケーション能力にもよります。なので、これは個人的な見解です。それと、それほど深刻な話ではないです。しかし、ずっと白人ばかりに囲まれて生活していると段々とその状況にストレスを感じてきます。

大学内でも状況は同じでした(当時)。確かにキャンパス内にはアフリカ系やヒスパニック系のアメリカ人は見かけます。しかし、専攻科目のクラスに アフリカ系やヒスパニック系のクラスメイトは皆無でした。通常、クラスは私以外は全員白人という感じでした。一般教養科目のクラスにはアフリカ系やアジア系のアメリカ人学生が居ますので、そういうクラスは少し気が楽でした。

もしハンボルトが進学先の候補地に入っているなら、街の治安などを考慮するのと同様に人種の配分も少し気にしてみるのも良いと思います。経験しないと分からないことではありますが、進学前に白人が大多数の街で良いのか、それとももっと色んな人種が住む街が良いのか少しでも考えると良いでしょう。数か月の滞在であればあまり関係無いかもしれません。

追記:Kinetic sculpture raceのエントリーで添付した動画を見てもらえれば、白人ばかりというのがよく分かると思います。

College of the Redwoods

今回はアルケータの隣町ユリイカにあるCollege of the Redwoodsについて書きます。 College of the Redwoodsはコミュニティ・カレッジと呼ばれる公立の2年制大学であり、それがユリイカの外れに在ります。通称CR(しーあーる)と呼ばれています。

コミュニティ・カレッジは4年制大学に比べ学費が安く且つ入学の敷居も低いので、多くの日本人学生に利用されていると思います。CRも同様で、HSU付属の語学学校(IELI)→CR→HSUや他の大学の3年次へ編入するパターンの日本人学生は何人も居ました。個人的な事情により私はIELIからHSUに直接入っているのですが、単位が互換されるので2クラスをCRで取りました。

HSUとの立地等の違いを書きますと、まずCRはユリイカの南端に位置します。アルケータかはら大分離れており、バスで行きますとHSUから約1時間掛かります。それとHSUはアルケータ市の住宅に隣接し近くにはダウンタウンや食料雑貨店などがありますが、CRは完全に孤立した場所にあります。私が学生であった2006年時点、周辺に何も無かったと記憶しています。他に、敷地は広いですが学生数が少ない為、HSU以上に寂しい感じはあります。気候もアルケータとは少し異なり、常にキャンパスに霧がかっている印象。小さいですがユリイカダウンタウンにも校舎があります。

私は夏のサマーセッションでクラスを取る為にバス通学をしていたのですが、帰りのバス停で待っているときがとても気持ち良かったのを覚えています。CRのバス停の100メートルくらい先には穏やかなハンボルト湾がキラキラ光っていて湾からは気持ち良い風が吹いており、柵に寄りかかりながらのんびりバスが来るのを待つ時間は、至福の一言でした。

www.youtube.com ↑CRの良い動画は見つかりませんでした。

http://www.redwoods.edu/

Kinetic sculpture race

今回はアルケータで行われる大イベントに関して書きます。私の知る限りアルケータで大きなイベントは2つあり、その1つはオイスターフェスティバル、そして今回紹介するKinetic sculpture raceです。

それで、Kinetic sculpture raceとは何かということですが、一言で表すと「人力で動く芸術作品のレース」です。アルケータプラザ(arcata plaza)からファーンデール(ferndale)までの約68キロのレースであり、3日間で行われます。そのコースにはビーチや川や湾などがある為、乗り物は水陸両用です。あらゆる地形を走ることから「芸術界のトライアスロン(Triathlon of the Art World)」とも呼ばれているそうです。2016年は5月28日~30日に開催されました。

www.youtube.com

www.youtube.com

Kinetic Universe

 

'Humboldt'

 少し前にハンボルト群が舞台のドラマ制作が発表されたので紹介します。タイトルはそのままの'Humboldt'で、主演はジョン・マルコヴィッチ。ジャンルはマリファナ取引のクライムドラマです。プロデュースはソニーピクチャーズとAnonymous Content (True DetectiveやMr.Robotをプロデュースした会社) によって行われるとのこと。個人的にとても楽しみです。ただし、この制作発表がリリースされた2016年7月末現在において実際にハンボルト群で撮影されるかは不明だそうです。それ以前にドラマ制作が途中で頓挫してお蔵入りになるケースもあるそうなので、まずは配信までたどり着けるよう願います。

deadline.com

www.times-standard.com

Old Town

 今回のエントリーは隣街EurekaにあるOld Townです。Eurekaはアルケータのあるハンボルト郡の首都であり、政治・経済・観光の中心となる街です。アルケータからは南へ約13キロに位置します。Eurekaの日本語表記はユーリカ、ユーレカなど色々ありますが、個人的にはユリイカが実際の音に近いと思います。


 Old Townにはビクトリア朝様式の建物、レストラン、アンティークショップ、ミュージアムなど色々あります。ハンボルト湾に面していて景色もとても良いところです。アメリカ最大の国定史跡指定区域(National Register Historic District)でもあるそうです。月一でArts Aliveというアートのイベントも行われています。
Arts Aliveの動画

www.youtube.comビクトリア朝様式の建築が映っている動画(この動画の最初に出てくる海岸はTrinidadだと思います)

www.youtube.com

 Old Townを紹介しましたが、実際私がアルケータで生活しているときはあまり行っていません(笑)。今にするともっと行っておけば良かったと思うのですが、車が無いと少し行くのに不便なのと、レストランや他の店も全体的に少し高めだったのであまり行く理由も無かったからでしょうか。でも観光地としては最適で、私の両親がアルケータを訪れたときはOld Townに連れて行きレストランで生牡蠣を食べました。

 参考:ユーリカ Eureka | Link-USA アメリカ 情報サイト

 

ハンボルト郡と映画 その2

約1年前にハンボルト郡で撮影された映画について書きましたが、今回はそのアップデートです。2作品紹介します。

まず1作目は、ハリーポッターでお馴染みのダニエル・ラドクリフ主演の『Swiss Army Man』です。かなり変わった映画らしく今年のサンダンス映画祭では最も賛否両論を生んだ作品との事。IMDbでの情報では、撮影ロケーションはロサンゼルスのみの記載ですが、ハンボルト郡でも撮影されています。撮影期間中、ラドクリフさんはユリイカデニーズに来店したそうです。今月末にアメリカ公開なので日本で観れるのは大分先だと思います。

 

www.youtube.com

lostcoastoutpost.com

もう1作は、キルスティン・ダンスト主演の『Woodshock』です。キルスティン・ダンストと言えば、個人的には映画「ジュマンジ」での印象が強いですが、今だとスパイダーマンでのガールフレンド役で有名なのかも。こちらの作品は、ユリイカでの目撃情報のみで予告編もまだ無い様です。

lostcoastoutpost.com